VOL.195 AUGUST 2024
EXPLORE THE UNIQUE CHARM OF MANGA IN JAPAN [政策お知らせ]第1回ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラムの開催

集合写真

ASEAN及びG7の18の国・機関から法務省等の若手職員らが集い、法の支配等の推進に向けた政策的課題や取組等について議論する国際会議が、2024年6月26日から7月2日まで東京都内で開催された。その概要と成果を紹介する。

意義と概要

「ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラム」は、2023年7月に実施した「ASEAN・G7法務大臣特別対話」において、国際社会での「法の支配」を推進・強化するため、我が国から開催を提唱し、創設が合意されたものである。

本フォーラムは、ASEANとG7という地域や社会的背景、制度的背景の違いを超えて、政策的課題や取組等について議論すること等を通じ、今後の法務・司法分野における協力の礎となる「横」のつながり(相互理解の促進やパートナーシップの形成)の構築を促進するとともに、卒業生(アラムナイ)によるネットワークを構築し、「縦」のつながり(世代を超えた人脈形成)をつくり、もって今後の協力の礎となる長期的な信頼関係を構築することを目的としている。

その第1回目となる今回は、ASEAN及びG7の18の国・機関から法務省等の若手職員55名が参加した。参加者は、各国における法務・司法分野での政策課題や、ジェンダーの視点を含めた法務・司法分野の人材確保・育成の方策についてのグループディスカッション及びその結果のプレゼンテーションを行ったほか、日本の司法制度についての理解を深めるため、最高裁判所や矯正施設、更生保護施設等の司法関連施設を見学した。また、議論に資する目的で、髙島たかしま崚輔りょうすけ兵庫県芦屋市長、フィリピン司法省ミルドレッド・アルヴォア検事、川本かわもと裕子ゆうこ人事院総裁から各国の政策立案に関与するリーダーに必要な資質等についての講義が行われた。


グループディスカッションの様子

グループプレゼンテーションの様子

矯正施設見学の様子

成果と今後の展望

第1回フォーラムは盛況のうちに終了したところ、参加者からは、「ASEANやG7各国の同僚と協働し、法務・司法分野で直面する可能性のある各国共通の課題を知ることは、互いの違いを乗り越え、理解と認識を深めることに大変役立った」等の声が寄せられた。ASEANとG7の枠組みを超えた信頼関係を築くという本フォーラムの目的を達成できたものと思われる。

法務省としては、今後も本フォーラムを継続的に開催することにより、参加者が、将来的に、本フォーラムで培った経験や人脈を活かしつつ、各国の法務・司法分野におけるリーダーとして法の支配を推進するとともに、ASEANとG7の協力の架け橋となってくれることを期待している。


フォーラム閉会式直後に撮影した集合写真

ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラムのロゴマーク

第1回ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラムは、日・ASEAN統合基金(JAIF)を通じて支援されている。

Photo: Ministry of Justice

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