音声広報CD「明日への声」トラックナンバー4(HTML版)|令和4年(2022年)7月発行分

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音声広報CD「明日への声」 vol.86(令和4年(2022年)7月発行)

トラックナンバー4

(タイトル:女性)

7月は愛の血液助け合い運動月間 ~献血へのご理解とご協力をお願いします~

(イントロダクション:女性)

皆さんの身近な人の中にも、大きなケガや病気を患ったけれど、治療を受けて元気になった!という方がいませんか?もしその人が治療に血液製剤を使っていたのなら、それは献血によって誰かが提供してくれた血液からつくられた薬です。あなたの献血が誰かの命を救う助けになります。より一層の献血へのご理解とご協力をお願いします。

(本文:Q.女性/A.男性)

Q:献血の呼びかけは本当に多くの場所で毎日行われていますね。どうして献血がそれほどに必要なのでしょうか?

A:はい。ケガや病気の治療に用いられる血液製剤は血液からつくられています。血液は人工的にはつくることができません。血液製剤をつくるために多くの方からの献血が必要なんです。

Q:いつも献血を呼びかけているのはそういう理由があったのですね。

A:はい。血液は長期保存ができない為、患者さんに安定して提供するためには継続的に献血をしてもらう必要があります。また、ひとりが一年間に献血できる回数や量にも限りがあるために広く多くの方に呼びかけています。

Q:毎日1万4000人程度の献血量が継続的に必要とされているそうですね。足りなくなることはあるのですか?

A:血液製剤をつくるための血液在庫量は季節の影響を受けやすく、特に夏場は不足しがちです。献血バスが派遣される企業や大学が休暇になることなどが理由です。他にも、少子化の影響で献血が可能な人数そのものが減っていることや、若者の世代に献血者が減少していることも不足の原因になっています。将来的にはさらなる不足が危惧されています。

Q:けがや病気で必要な人に血液製剤などが届かないのは困りますね。何か対策は取られているのですか?

A:血液が不足する時期に備えて、7月は「愛の血液助け合い運動」月間として、多くの皆様に献血の必要を呼びかけています。また、より献血しやすいように「ラブラッド」というWebサービスも整えられました。献血にご協力いただいた方や献血カードをお持ちの方がラブラッド会員に登録いただくことで、Webから次回献血の予約ができたり、次回の献血へ案内があったり、ポイントを貯めて記念品が貰えるなど、複数回の献血へも協力しやすくなりました。他にも企業や団体に「献血サポーター」としての参加を呼びかけ、献血にご協力いただくという取り組みも行われています。

Q:献血は、いつでも誰にでもできるのですか?

A:献血は16~69歳の方にご協力をお願いしています。また、ご本人の健康や、輸血者の安全性を確保するための基準が設けられていて、そちらに該当しない場合はご遠慮いただくことがあります。例えば、特定の薬を服薬中だったり、三日以内に出血を伴う歯科治療を受けていたり、などがあります。詳しくは問診医に相談できます。

Q:補助犬を同伴している場合はどのようにしたらよいでしょうか?

A:献血会場への補助犬受け入れを実施しています。混雑状況によりお待ちいただく場合や、他の献血会場へご案内をする場合もありますので、補助犬の同伴をご希望される場合は、あらかじめご来場予定の会場へご確認ください。

Q:外出先で献血バスなども見かけることはありますが、献血はどこですることができますか?

A:全国各地にある常設の献血ルームや毎日稼働している献血バスで献血することができます。日本赤十字社のホームページで、お住まいの地域の献血ルームや献血バス運行予定を確認することができます。
「日本赤十字社 献血」で検索してみてください。

Q:実際に献血するときは、どのような手順で行われるのでしょうか?

A:初めて献血にいらした方は、受付で、ご本人の確認と献血の副作用やいただいた血液の利用目的などについて同意を頂きます。受付後、みなさまの安全と安心のため、健康状態を確認する質問へ回答して頂きます。こちらはタブレットで回答しますが、事情がある場合は職員が代行してくれます。その後、問診と血圧・体温測定、続いてヘモグロビン濃度検査、血液型事前検査と進み、医師が問題ないと判断した場合、そのまま採血を行う流れになります。

Q:採血を行う前にしっかりと健康状態のチェックなども行われているので、献血者も安心して協力できますね。

A:採血が終わった後は、水分補給を行って頂き、10分以上の休憩をとって頂きます。十分に休んで頂いた後に「献血カード」と「献血後のお願い」を受け取り、確認をしてもらえば終了となります。
採血時間はおおよそ、血液中の全ての成分を採血する全血献血で10分~15分、特定の成分だけを採血する成分献血で40分~90分程度となります。

Q:最後に、新型コロナウイルスが流行っており、献血に関しても不安を覚える方はいるかと思うのですが、感染対策などはどうなっていますか?

A:献血ルームではアルコール消毒や換気など新型コロナウイルスへの感染対策も徹底されておりますので、安心して献血にご協力をお願いします。また、会場の密を避けるために予約による献血もお勧めしています。こちらも合わせてご利用をお願いいたします。

(エンディング)

献血は誰にでもできる命をつなぐボランティアです。ですが、この10年で、10代から30代までの献血者は約35%も減っています。将来にわたって安定的に血液を確保するためにも、若い世代を始め皆さん一人一人が、身近な問題のひとつとして関心を持っていただけるようご理解、御協力をお願いします。
7月は「愛の血液助け合い運動」月間です。この機会にぜひ、近くの献血会場へ、未来のために踏み出してみませんか?

興味のある方は 「愛の血液助け合い運動」で検索してみて下さい。

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