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Highlighting JAPAN

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総理動向

野田総理、訪韓(仮訳)

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2011年10月18日、野田佳彦総理は大韓民国を訪問し、19日に、青瓦台で李明博大統領と首脳会談を行った。今回の訪韓は、野田総理にとって総理大臣としてはじめての二国間会談のための外国訪問であった。

両首脳は、日韓関係には時折難しい問題が起きることもあるが、両国が未来志向の考えの下、日韓関係全体に悪影響を及ぼすことがないよう、大局的な見地から協力していくことで一致した。

両首脳は、首脳・外相を含む両国の人物往来を活発化させ、緊密に意見交換をしていくことで一致した。この中で両首脳は、首脳レベルでの「シャトル外交」の活発化、出来るだけ早期の李明博大統領の訪日に合意した。

図書の引き渡しについて、李明博大統領は、今回、野田総理に図書を持ってきてもらったことは韓日関係の未来のため象徴的な意味合いがある旨述べた。

さらに、野田総理は、最近の民間企業の連携を後押しし,地域における基本的なルール作りを日韓で主導していくためにも,可能な限り早期に日韓EPA交渉再開に合意できるよう,交渉再開に必要な実務的作業を本格的に行わせたいと述べ、李大統領から賛同を得た。また、日韓通貨スワップについて,両首脳は,金融市場の安定の確保が日韓両国経済の安定的な成長に大変重要であるとして,総額700億ドルに拡充することで一致した。

そして、野田総理から,東北地方の復興は引き続き日本の最重要課題であり,復興・観光・風評被害対策等について,韓国と協力して取り組みを進めていきたい,これが人的交流のさらなる活性化につながることを期待すると述べた。李大統領は,5月に被災地を訪問した際の経験を踏まえ,被災地の方々の努力を評価し,そうした人々から学ぶべきことが多いと述べた。

北朝鮮問題について,両首脳は,北朝鮮によるウラン濃縮活動を含む核開発やミサイル問題への対処において日韓及び日韓米が緊密に連携すること,南北対話・米朝対話を引き続き実施し,北朝鮮の具体的行動に繋げていくことが重要であることで一致した。また,野田総理は,拉致問題に関し,被害者全員の一日も早い帰国を目指して全力で取り組んでおり,韓国と連携していきたいと述べた。李大統領からは、改めて支持と協力を行うとの表明があった。



東京国際映画祭(仮訳)

世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルの「コ・フェスタ」のオフィシャルイベントである第24回東京国際映画祭が10月22日から10月30日まで開催され、130を超える作品が上映された。東京国際映画祭では、二酸化炭素の削減や環境保全に関する啓蒙の活動も行っており、10月22日に東京の六本木で開催されたオープニングセレモニーの会場外には、環境・エコロジーを象徴するグリーンカーペットが敷かれ、ジャッキー・チェンやミラ・ジョボビッチなどの映画スターに加え、野田佳彦総理や枝野幸男経済産業大臣も、集まった観衆に手を振った。

今回は東日本大震災の復興支援として「TIFF ARIGATO プロジェクト」を実施、募金、チャリティーオークション、被災地である宮城県仙台市での映画の特別上映会が行われている。

30日には、世界各国からコンペティション部門に選ばれた15作品の中から「東京サクラグランプリ」として、エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ監督による「最強の二人」が選ばれた。

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