音声広報CD「明日への声」トラックナンバー2(HTML版)|令和4年(2022年)11月発行分

シェアする

音声広報CD「明日への声」 vol.88(令和4年(2022年)11月発行)

トラックナンバー2

(タイトル:畠山)

ご家庭の家電製品、上手に節電しながら快適に過ごしましょう!

(イントロダクション:畠山)

コロナ禍で外出を控える人も多いですよね。家にいる時間が増えることで、電力の消費が増加し、電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。暖房機器が活躍する寒い冬。ちょっとした工夫で節電効果をあげることができる、冬場の節電にぴったりの情報をお届けいたします。

(本文:Q.畠山/A.南雲)

Q:寒さが厳しくなってエアコンを使うようになると電気代がグッとあがりますよね。エアコンの電気消費量がとても多いことが分かります。そのほかにも家電製品は色々とありますが、家庭内での電力消費割合はどのようになっているのでしょうか?

A:冬の家庭内での電力消費割合は、おおよそでエアコンが32.7%、冷蔵庫が14.9%、照明9.3%、給湯12.5%、炊事7.9%などとなっています。ほかにも、待機電力で5.5%となっており、意外に思われるところかもしれません。

Q:どの家電にどれくらい電気が使われているのかが分かると、節電のポイントも見えてきそうです。エアコンと冷蔵庫、照明だけで、全体の6割近くも電気を使っている計算になりますから、この3種類を重点的に節電すると効果的ですよね。まず、一番電気をつかうエアコンの上手な使い方を教えてください。

A:はい。冬場にエアコンを使う際の節電ポイントは大きく分けて二つあります。
一つは「必要以上の暖房をしないこと」です。
冬におけるエアコンの暖房設定温度の目安は「20℃」とされています。部屋の中では服装などを工夫して、必要以上に暖房設定温度を上げないように心がけましょう。また、扇風機を併用して暖かい空気を循環させるようにすると、ムラなくお部屋が暖まり、必要以上に設定温度を上げずに済みます。設定温度を1℃下げるだけで、一冬で約1,430円節約できるそうですよ。

Q:確かに、暖かい空気は軽いので上の方に溜まってしまうと聞きます。足元までムラなく暖まれば20℃設定でも快適に過ごせそうですね。もう一つのポイントはなんでしょうか。

A:もう一つのポイントは、「断熱をしっかり行うこと」です。暖まった空気を逃がさないよう、ドアや窓の開閉を少なくしたり、カーテンを厚手のものにしたりすると効果的です。また、床まで届く長いカーテンにすると、より効果的になります。
ほかには、フィルターをこまめに清掃したり、室外機の周りに余計なものを置かないようにしたりすることも節電につながります。

Q:では、次に冷蔵庫の節電について教えてください。

A:はい、冷蔵庫もエアコンと考え方は同じです。設定温度は控えめにし、ムダな開閉はしないようにしましょう。冬は、庫内の冷却設定を「弱」にすることで、消費電力を抑えることができます。ただし、食材の傷みには注意してください。

Q:冷蔵庫の設定温度って変えられるんですね。皆さんも一度確認してみて欲しいですね。
ほかには、何をしたらよいでしょうか。

A:冷蔵庫の中を整理しましょう。庫内に物を詰め込みすぎると、冷気の流れが悪くなり、余分な冷却運転が必要になって消費電力が増えます。また、物が探しづらい状態は、ドアを開けている時間が長くなる原因にもなります。できるだけ庫内を整理しましょう。

Q:なんでもかんでも冷蔵庫に入れずに、スッキリさせておくと食材の使い忘れも減るかもしれませんね。例えば、未開封の調味料や缶詰などは、常温でも大丈夫ですから冷蔵庫に入れる必要はありませんね。

A:そうですね。それから、温かいものは冷ましてから冷蔵庫に入れたり、冷蔵庫を壁や天井から適切なスペースをとって設置することでも節電になりますよ。適切なスペースがどのくらい必要かは説明書などを確認してみてください。

Q:冷蔵庫の置き方だけで電気代が安くなるかもしれないんですか!これは確認してみないともったいないですね。では、照明の上手な使い方はどうですか?

A:はい。基本的なことですが、必要のない明かりはこまめに消しましょう。また、ランプやかさをお手入れしてみましょう。汚れていると明るさが極端に低下します。こまめに掃除することで、快適な明るさを保つことができます。

Q:照明の節電といえば「LED」を思い浮かべますが、どのくらい変わってくるのでしょうか?

A:旧来の白熱電球は安価ですが消費電力が大きく寿命も短いので頻繁な交換が必要になります。例えばLEDに交換した場合、消費電力は約86%抑えられ、寿命も約40倍長持ちします。LEDの価格もだいぶ安くなってきていますので検討してみてはどうでしょうか。

Q:照明に限らず、最近の家電製品は省エネ性能が大きく向上していると聞きます。思い切って最新の製品へ買い替えるほうが節電に繋がる、なんてこともあるのでしょうか?

A:そうですね。家電製品の進化はめざましいものがあり、10年前の製品と最新の省エネ家電を比べると、年間消費電力や性能が大きく向上しています。例えば、最近販売されている冷蔵庫は、10年前のものと比べると約40~47%も省エネになっているとしたデータもあります。家電製品を買い替える際には、省エネタイプの製品を選ぶと節電効果も大きくなってきますよ。

Q:古くなった家電を買い替えたり、家電を効率良く使うよう意識すると、家庭での消費電力は変わってきそうですね。

A:そうですね。資源エネルギー庁では省エネポータルサイトを開設し、たくさんの家電製品の省エネのポイントをわかりやすく紹介しています。人気ユーチューバーによる節電生活の動画なども見ることができますので「省エネポータルサイト」で検索してみてください。

〈エンディング:畠山〉

資源エネルギー庁では、今冬の厳しい電力需給が見通される中、少しでも多くの国民や企業の皆さまが、電気の効率的な利用に取り組んでいただけるよう、節電プログラムへの登録や実行への支援も実施しています。こちらも関心のある方は、「電気利用効率化促進対策事業」で検索してみてください。

リンク・著作権等について
このコンテンツは役に立ちましたか?
このコンテンツは分かりやすかったですか?
このコンテンツで取り上げたテーマについて関心が深まりましたか?

ご意見・ご感想

関連サイト

  • 世論調査別ウインドウで開きます
  • 首相官邸別ウインドウで開きます

外部のウェブサイトに移動しますが、よろしいですか。
よろしければ以下をクリックしてください。

ご注意
  • リンク先のウェブサイトは、内閣府政府広報室のサイトではありません。
  • この告知で掲載しているウェブサイトのURLについては、2023年11月21日時点のものです。
  • ウェブサイトのURLについては廃止や変更されることがあります。最新のURLについては、ご自身でご確認ください。
Top