トラックナンバー2(HTML版)
内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。
音声広報CD「明日への声」 vol.85(令和4年(2022年)5月発行)
トラックナンバー2
(タイトル:女性)
緊急地震速報を聞いたら、慌てずに身の安全を守る行動を。
(イントロダクション:女性)
地震は、いつ、どこで起きるかわかりません。気象庁では、強い揺れから身を守る行動をとってもらうために、「緊急地震速報」を発表しています。テレビやラジオ、スマートフォンなどでは、緊急地震速報が発表されたことが即座にわかるよう、専用の報知音と共にお伝えしています。緊急地震速報から強い揺れがくるまでの時間はわずかしかありません。報知音が聞こえたとき、即座にどのような行動をとればよいか、様々なシーンでの具体的な対処法をご紹介します。普段の生活を思い描きながら、自分に置き換えて、緊急時の行動を考えてみましょう。
(本文 Q 女性/A 男性)
Q:突然、スマートフォンなどから緊急地震速報の報知音が鳴り響いてドキッとすること、ありますよね。改めて緊急地震速報とは、どのような情報なんでしょうか?
A:地震による強い揺れに備えて、身を守るための警報です。最大震度5弱以上が予想される時に、震度4以上の揺れが予想される地域に対して発表されます。緊急地震速報が発表されると、各自治体に設置されている防災行政無線や、テレビ・ラジオのほか、スマートフォンや携帯電話から、専用の報知音とともに警報が届く仕組みになっています。緊急地震速報が発表されてから揺れがくるまではわずかな時間しかありませんが、とっさに身を守る行動がとれれば、被害を減らすことができます。
Q:報知音が聞こえたら、すぐに身を守る行動をとらないといけないわけですね。
A:そのとおりです。報知音が聞こえたらすぐに強い揺れがくると思って、即座に身を守る行動をとってください。状況に合わせて、慌てずに行動することが肝心です。適切な行動は、その時、その場所に応じて異なります。日頃から、いろいろな場所で地震が起こったときのことをイメージし、「今、ここで、緊急地震速報を聞いたらどう行動すべきか」を考える習慣をつけましょう。
Q:そうですね、どのような行動がいいのか、確かにいる場所によって違いがありそうですね。
例えば、家庭で緊急地震速報を聞いた場合は、とっさにどのように行動すべきでしょうか?
A:はい。大きな揺れがあると、家具が倒れたり物が落ちてきたりします。頭や首を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難しましょう。慌てて外に飛び出さないこと、また、無理に火を消しにいかないようにしましょう。扉を開けて、避難経路を確保することも意識しましょう。
Q:大きな家具が動いて迫ってきたなんて話も聞きますよね。日頃から安全な場所をイメージしておくといいですね。では、外にいた場合はどうでしょうか?
A:ブロック塀や自動販売機などが倒れてきたり、ビルの壁や看板、割れた窓ガラスが落ちてきたりします。カバンなどで頭や首を保護して、倒れてきそうな物・落ちてきそうな物からすぐに離れましょう。山やがけの近くでは、落石やがけ崩れにも注意して、できるだけその場から離れてください。
Q:丈夫そうなビルのそばなら、ビルの中に避難してしまった方が安全かもしれませんね。
乗り物に乗っているときなどはどうでしょうか?
A:鉄道やバスに乗車中の時は、つり革や手すりにしっかりつかまり、揺れに備えましょう。
エレベーターに乗っている時は、最寄りの階で停止させて、すぐ降りてください。
Q:最近のエレベーターは地震を感知すると、自動で最寄りの階に停止するものも多いですよね。
狭い場所ではより慌てないようにしないといけないですね。
A:そうですね。その他、人が大勢いる施設にいた場合などは、係の人の指示に従いましょう。
指示がない時は、その場で頭や首を保護し、揺れに備えて安全な姿勢をとってください。
照明など吊り下がっている物の下は危険ですから避けましょう。
慌てて出口や階段に駆け出したりしないよう、落ち着いて行動しましょう。
Q:地震に対しては、やはり日頃からの備えも大事ですよね。
A:はい。揺れに対する備えとして、寝室や居間など室内のよくいるところに、物が落ちてこない、倒れてこない、移動してこない安全なスペースをつくっておきましょう。家具には、転倒防止対策をしておき、ガラスには飛散防止フィルムを貼っておくなど、安全対策をしておいてください。
また、いざ報知音が鳴ったときに、それが緊急地震速報かどうか分からなくては素早く対応できません。あらかじめどのような報知音かを確認しておきましょう。気象庁のホームページでは、報知音を紹介しておりますので、「緊急地震速報を見聞きしたときは」で検索してみてください。
(エンディング)
緊急地震速報が発表されてから地震による強い揺れがくるまで、長くても数秒から数十秒しかありません。その短い時間の間に身を守る行動を取る必要があります。そのためにも、日頃から訓練をしておくことがとても大切です。訓練によって、わずかな時間でも身を守る行動ができるようになります。周囲の状況に応じて身の安全を確保するためにも、積極的に訓練を行いましょう。
気象庁のホームページには、緊急地震速報や訓練について詳しく知ることができるページがあります。「気象庁 緊急地震速報」で検索してみてください。
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