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トラックナンバー4(HTML版)

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」 vol.83(令和4年(2022年)1月発行)

トラックナンバー4

(タイトル:女性)

プラスチックは えらんで、減らして、リサイクル

(イントロダクション:女性)

ペットボトルなどの容器包装から家庭用品まで、日常生活のあらゆる場所で利用されているプラスチック。便利な一方で、ポイ捨てされたプラスチックごみが大量に海に流れ込み、海の環境を汚し、生き物にも悪影響を及ぼしています。私たちの暮らしになくてはならないプラスチックですが、その使い方の見直しは、待ったなしの状態にあるのです。
この問題の解決に向けて、消費者、事業者、自治体などが、それぞれの立場でできることをする必要があります。そこで、2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」という新しい法律が施行される予定です。私たちはプラスチックごみ問題に どう向きあい行動すればよいのか、いま一度考えてみませんか?

(本文:Q.女性/A.男性)

Q:まず、この法律がつくられた背景を教えて下さい。

A:海洋プラスチックごみ、気候変動、資源の枯渇といった環境問題や、世界的な廃プラスチックの輸出入規制、国内の廃棄物処理施設のひっ迫問題を背景として、プラスチック資源循環の重要性がますます高まっています。そのためにも、プラスチック製品の設計・製造から排出・回収・リサイクルまでのライフサイクル全体で、事業者、自治体、そして消費者が、プラスチック資源循環に積極的に取り組んでいくことが求められているんです。

Q:最近、環境問題の話をよく耳にしますが、プラスチック製品が大きく関わっているんですね。
プラスチックごみによる問題や現状について教えて下さい。

A:世界のプラスチック生産量は、2018年には約4億トンで、今後も増えていくと予想されています。また、世界的に回収されたプラスチックごみの79%が埋立あるいは海洋などに捨てられていて、リサイクルされているプラスチックはわずか9%。このままのペースで放っておけば、2050年までに海洋プラスチックごみの重量が、魚の重量を超えるとも言われています。

Q:それは大変な問題ですね。世界中で なんとかしてプラスチックごみを減らさないといけませんね。
日本の現状はどうなっているんでしょうか?

A:日本では、年間約850万トンのプラスチックが廃棄されており、そのうちリサイクルは約25%、プラスチックごみを焼却する際の熱を回収する有効利用は約61%となっています。一方で、人口1人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量は、日本はアメリカに次いで世界で2番目に多いんです。そこで、日本としてもいち早く、まずはプラスチックごみを減らし、プラスチック容器包装などを環境に優しい素材に替えながらリサイクルを推進する仕組みをつくり、資源を循環的に利用し続ける社会を目指していきます。これにより、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルや、新たな海洋汚染をゼロにする大阪ブルーオーシャンビジョンの実現の達成を目指し、将来的にはその仕組みを海外に普及させて、環境問題の解決において、世界でリーダーシップを発揮していきたい、そんな思いがこの法律に込められているんです。

Q:そういえば我が家のプラスチックごみは、お総菜などのプラスチック製のパックが多いんです。
気になってきました。
この法律によって、私たちの生活にどんな変化があるんでしょうか。
そして、私たちはこれからどのような努力をしていけばいいのでしょうか?

A:プラスチックは「えらんで、減らして、リサイクル」をキーワードに、日々の生活で協力することができます。具体的にお話ししましょう。
まず初めに「えらんで」です。
国が全てのプラスチック製品に関わる設計指針を策定します。
製造事業者等には、指針に基づいて環境に配慮した製品づくりを促していきますので、今後ますます環境配慮型の製品が増えていきます。特に優れた製品は、国が認定します。
製品を選ぶ際は 環境にも配慮された製品なのか意識してください。

Q:環境に優しい商品が増えると、消費者もそういった商品を選びやすくなりますね!買い物の際にはチェックしてみます。では、次の「減らして」はどんなものがありますか?

A:使い捨てプラスチック製品の使用量を減らすために、皆さんにはこれまでのライフスタイルを変えてほしいと思います。無料で提供されるスプーンやストローを断ったり、自分のスプーンやフォークなどを携帯することもプラスチックの使用を減らすことにつながります。また、シャンプーや液体洗剤の詰め替え用が売られていますが、あれもプラスチックの使用量を減らす効果があります。ボトルを再利用する、いわゆる「リユース」をすれば、プラスチックの使用だけでなく、出費も減らせるダブル効果です。

Q:私はマイ箸を持っていますが、スプーンやフォークもセットで持ち歩くようにします。
ところで、スプーンなどの使い捨てプラスチック製品の提供を減らすことについて、事業者への働きかけも実施されるのですか?

A:はい。 これまで商品やサービスに付随して消費者に無償で提供されていたプラスチック使用製品のうち、提供量が比較的多かったプラスチック製のスプーン、フォーク、テーブルナイフ、マドラー、ストロー、歯ブラシ、ヘアブラシ、櫛、剃刀、シャワーキャップ、衣類用ハンガー、衣類用カバーの12品目は、特定プラスチック使用製品と指定しました。
これらを無償で提供していた飲食業や小売業、宿泊業やクリーニング業等を営む事業者には、有料化や、消費者が使い捨てプラスチック製品の利用を断った場合のポイント還元、消費者への意思確認など提供方法の工夫、紙やバイオマスプラスチックなどの代替素材を採用するなど、提供の仕方や提供する製品の仕様の変更をしてもらいます。消費者が使い捨てプラスチック製品の過剰な使用を行わない習慣を身に付けるように促すことも、この法律の目的なのです。

Q:そして、最後の「リサイクル」ですね。

A:はい。今までもプラスチック容器包装を回収して、リサイクルする仕組みは確立していましたが、今後は、プラスチック容器包装のみならず、プラスチック製品も自治体が回収することで、より多くのプラスチックごみをリサイクルすることができます。また、店舗にも協力してもらって、事業者がプラスチック製品の店頭回収に自主的に取り組みやすい環境を整えていくので、消費者にとっては、買い物のついでにプラスチック製品の回収に協力してからお買い物するという、エコな活動を日常に取り入れやすくなります。この法律で目指す資源循環とは、できる限りプラスチックの使用は減らして、環境に配慮された商品を選ぶようにして、リサイクルに協力することで実現する循環です。「えらんで、減らして、リサイクル」一人ひとりの協力の積み重ねで循環型社会を目指しましょう。

(エンディング:女性)

世界的な問題となっているプラスチックごみ。一人ひとりの意識が未来の環境を変えていきます。プラスチック資源循環や、法律についてより詳しくお知りになりたい方は、政府の「プラスチック資源循環」特設サイトで御確認いただけます。特設サイトでは、制度を分かりやすく解説する動画や、自由にダウンロードできる普及啓発に役立つポスター素材も掲載しています。レジ袋有料化の時にもご協力頂いた西川きよし師匠、さかなクン、トラウデン直美さん方、環境省サステナビリティ広報大使が出演する啓発動画もご覧いただけます。「えらんで、減らして、リサイクル」で検索してみてください。


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