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Highlighting JAPAN

 

 

全国各地へのご訪問:被災地訪問、地方事情視察等

天皇皇后両陛下は、47都道府県を全てお訪ねになりました。全国植樹祭・国民体育大会・全国豊かな海づくり大会にご出席のための3回の地方行幸啓があるほか,国際学会ご出席や地方事情ご視察のための行幸啓もあります。その際には常に地元の福祉・文化・産業施設などを訪ねられ、関係者をおねぎらいになります。また、毎年、障害者週間の前後には、障害者のための施設をご訪問になっています。

1998年2月に開催された「長野オリンピック冬季競技大会」では、天皇陛下は名誉総裁として皇后陛下とご一緒に同大会の開会式・閉会式にご臨場になり、また3月には、パラリンピック冬季競技大会をご覧のため長野県を訪問されました。

両陛下は大規模な自然災害が発生した際には、現地に赴き、犠牲者を悼み、被災者を慰め、救援活動に携わる人々をねぎらわれました。1991年雲仙・普賢岳噴火、1993年北海道南西沖地震、1995年阪神・淡路大震災、2000年三宅島雄山噴火,2004年新潟県中越地震、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災・長野県北部地震、2014年8月広島豪雨、2015年9月関東・東北豪雨、2016年熊本地震、2017年九州北部豪雨、2018年7月豪雨,9月の北海道胆振東部地震の際には、現地事情が許し次第現場に赴かれ、特に東日本大震災関係では3月から5月にかけて7週連続で避難所、被災地をご訪問になり、被災者をお見舞になりました。また、被災地をお見舞いになる前には、知事等から、上京した折などに被災地の被害状況や救助、復興状況等について御説明をお受けになりました。

両陛下は、戦後50年に先立つ1994年には硫黄島・父島・母島へ、戦後50年に当たる1995年には長崎・広島・沖縄へそれぞれ慰霊のために赴かれ、東京都慰霊堂に参られました。このほか戦後70年の2015年には高尾みころも霊堂をご訪問されたほか、東京都慰霊堂、神奈川県の観音崎公園内の戦没船員の碑にも赴かれました。