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Highlighting JAPAN

日・フィリピン首脳会談

安倍晋三内閣総理大臣は、平成28年10月26日、ロドリゴ・ドゥテルテ・フィリピン共和国大統領との間で日・フィリピン首脳会談を行いました。

安倍総理から、日本はフィリピンを極めて重視しており、これまでJICA等を通じて長年にわたりフィリピンの発展を後押ししてきた、今後も、特にドゥテルテ大統領が重視する海洋安全保障、テロ対策、ミンダナオ和平、長期開発計画に基づく国造り等で最大限の支援を行っていく旨述べました。これに対しドゥテルテ大統領は、JICAの支援について、心より感謝申し上げたい、ダバオ市長を22年務めたが、空港を始めJICAは様々なプロジェクトを完了させてくれた旨述べ、日本の支援に対する謝意を表明しました。また安倍総理から、日本は一貫して対等な戦略的パートナーとしてASEAN共同体の強化を支援してきており、ASEANの中心性と一体性を強く支持している、来年はフィリピンがASEAN議長国を務める予定であり、日本はフィリピンの成功を心から願っており、フィリピンを最大限支援していく旨述べました。

日・ヨルダン首脳会談

安倍晋三内閣総理大臣は、平成28年10月27日、アブドッラー2世・ヨルダン国王陛下との間で日・ヨルダン首脳会談を行いました。

安倍総理は二国間関係について、「防衛協力及び交流に関する覚書」の署名により両国間の防衛分野の協力進展を期待する、また、治安対策に関する総額10億円の無償資金協力の実施に言及しつつ、今後ともテロ・治安対策の分野でも協力していきたい旨述べました。これに対しアブドッラー2世国王は、日本からヨルダンへの変わらぬ支援と協力に常に深く感謝する旨述べました。またアブドッラー2世国王は、難民の流入等ヨルダンの大きな経済的・社会的負担について言及するとともに、日本の国際社会における様々な取組を支持する旨発言がありました。これに対し、安倍総理大臣から、シリア難民を寛大に受け入れるとともに、テロや過激主義対策に全力で取り組み、中東地域の安定の要となっているヨルダンをしっかりと支えていく旨述べました。この文脈で、新たに開発政策借款として300億円程度の円借款を供与する旨表明しました。