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Highlighting JAPAN

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特集環境と都市の成長

エコプロダクツ2010(仮訳)

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日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2010」が、12月9~11日、東京ビッグサイトで開催され、約183,000人が来場した。今年で12回目を迎える展示会では、745の企業、団体が出展、家電や日用品、自動車、住宅、エネルギー、食品など、さまざまな分野のエコプロダクツ、サービス、環境技術が展示された。

ソーラーケータイ充電器

会場で人目を引いていたのが、太陽光で充電できる小型ソーラー充電器だ。パネルに太陽光をあてて充電したら、あとは専用コネクタで携帯電話につなぐだけ。乾電池式充電器のような感覚で使うことができる。iphoneなど最新のスマートフォンから、モバイルゲーム機まで、幅広く使用が可能だという。その中でも特に、株式会社リンクスインターナショナルが展示会用につくったデコ充電器は注目を集めていた。

壁面、屋上緑化システム

都市の緑を増やす取り組みとして、需要が高まっている壁面や屋上の緑化。サントリーミドリエは、土に替わる新素材として、植木鉢の形をしたスポンジ状の「パフカル」を開発した。本物の土より軽量化することで多くの植物を壁面や屋上に設置できるようにした。また、パフカルは土ぼこりも出ないため、清掃等の負担も軽減されている。

間伐材防音壁

地球温暖化防止のため、二酸化炭素を大量に吸収できる森林の重要度が高まっている。森林の整備には間伐が不可欠とされるが、間伐材の活用の場が少ないことが問題とされていた。岐阜県の建設業者「篠田株式会社」が開発した間伐材防音壁は、間伐材活用による環境面の効果だけでなく、景観美化の効果も期待できる。

ソニーの「未来のポケットブック端末」

ソニーは、将来の実用化を目指して研究中の「未来のポケットブック端末」を展示。情報や電力をワイヤレスで供給でき、薄くて軽い有機ELディスプレイと植物原料プラスチック製の本体は持ち運びやすく落としても壊れにくい。端末の後ろの青い壁は、こちらも開発中の蓄電機能を備えたタイル。

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