次世代型太陽電池
前回の放送で紹介したGX(グリーントランスフォーメーション)。脱炭素と経済成長の両立を目指す社会変革の取組です。
GXの分野で日本が世界をリードしているのが「次世代型太陽電池」、その名を「ペロブスカイト太陽電池」といいます。
「ペロブスカイト太陽電池」は、薄くて軽く柔軟性があり、従来の太陽光パネルに比べて、厚みは20分の1、重さは10分の1、そして、簡単に曲げることができます。壁や、重いものを乗せられない屋根には導入が困難な太陽光パネルの課題を解決するものとして、国内で開発が進んでいます。
また、従来の太陽光パネルは輸入に依存していましたが、「ペロブスカイト太陽電池」の主な原料である「ヨウ素」の日本の産出量は世界第2位、さらに埋蔵量は世界第1位と言われており、生産面において大きなメリットがあります。
番組では、「ペロブスカイト太陽電池」の開発を進める企業を取材し、垂直の壁や湾曲した箇所に設置できることで太陽光発電の幅が広がることや、ペロブスカイトをガラスに挟んだ建材一体型の開発など今後幅広い活用シーンが見込まれることについて、詳しくご紹介します。