GX(グリーントランスフォーメーション)
温室効果ガスの排出削減と経済成長の両立に向けた社会変革の取組である、グリーントランスフォーメーション。略して「GX」。
日本はGXの実現に向けて、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指して、再生可能エネルギーの主力電源化を進めながら、産業や運輸、家庭に由来する温室効果ガスの排出を減らしていくための取組を進めています。
企業向けの取組としては、重要分野への投資を促進すべく、新たな国債を発行して今後10年間で20兆円規模の支援を行うことや、炭素排出に価格付けをするカーボンプライシングを導入して企業間での排出量取引を2026年度から本格稼働すること、さらに、企業の排出量削減に取り組む意識を高め、企業自らの投資を促すことを目的として、2028年度から化石燃料に対する賦課金を科すこととしています。また、温室効果ガスの全体排出量の4分の1を占めるのが家庭から。その量を減らす取組として、事業者を通じた省エネ製品の購入補助も。
番組では、これらの国の取組について、詳しくご紹介します。