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October 2023

国際知財司法シンポジウム2023について

  • 会場となった東京・霞が関の弁護士会館
  • 国際知財司法シンポジウム2023会場内の様子
  • 東京・霞が関の弁護士会館ビル(入口)
  • 「国際知財司法シンポジウム2023」のチラシ
会場となった東京・霞が関の弁護士会館

2023年10月17日から19日に「国際知財司法シンポジウム2023」が開催された。本シンポジウムは、日本の最高裁判所、知的財産高等裁判所、法務省、特許庁、日本弁護士連合会及び弁護士知財ネットの共催で、2017年から毎年開催しており、2023年が7回目となる。以下で本シンポジウムの概要を紹介する。

国際知財司法シンポジウムとは

国際知財司法シンポジウムでは、知財紛争に関する司法判断や近時の知財トピックについて、各国の法曹関係者や審判官等が模擬裁判やディスカッションを行う。本シンポジウムは、2017年にスタートし、欧米やアジア諸国の裁判官等を招き、日本の知財司法制度はもとより、世界各国の制度や運用に関する最新事情を提供するイベントとして、毎回多くの参加者が訪れている。7回目の開催となる今回は、アジアにおける知的財産紛争解決に関する最新の議論と課題について、充実したプログラムを提供し、17か国から延べ約1,630名が参加した。

東京・霞が関の弁護士会館ビル(入口)

国際知財司法シンポジウム2023の概要

2023年は、10月17日から19日の3日間、東京都千代田区にある弁護士会館で開催された。使用言語は日本語と英語(同時通訳)の2言語とし、会場での観覧はもとより、インターネット上で同時配信を行って、オンライン上で視聴することもできるようにした。

国際知財司法シンポジウム2023会場内の様子

国際知財司法シンポジウム2023の実施結果

今回は「アジアにおける知的財産紛争解決」をテーマに、三つのパートに分けて模擬裁判・パネルディスカッションが行われた(プログラム参照)。パネリストの、日本、インド、大韓民国、中華人民共和国及びASEAN諸国の裁判官・弁護士・審判官・政府関係者等から、それぞれの国の最新情報が紹介されるとともに、活発に意見が交わされた。

「国際知財司法シンポジウム2023」のチラシ

「国際知財司法シンポジウム2023」プログラム
~アジアにおける知的財産紛争解決~

10月17日(火)13:30~18:00/裁判所パート
  1. 日本・インド・大韓民国による模擬裁判(消尽について)
  2. パネルディスカッション(知財紛争解決の国際比較)
10月18日(水)13:30~18:00/法務省パート
  1. 基調講演(模倣品対策のための取組と官民連携)
  2. パネルディスカッション(ECサイト等のプラットフォーマーによる模倣品対策)
  3. パネルディスカッション(模倣品対策のための官民連携・国際連携)
10月19日(木)13:30~18:00/特許庁パート
  1. パネルディスカッション(各国における審判実務一般について)
  2. パネルディスカッション(各国における先端技術分野の審理について)