「ねんきんネット」でいつでも最新の年金記録が確認できます!

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イラスト:パソコンで「ねんきんネット」を見ている男性と郵送された「ねんきん定期便」を見ている女性

将来受け取る年金額は、加入した年金制度や加入期間、保険料の納付状況などに基づき計算されます。「ねんきんネット」は、これまでの年金制度の加入記録や保険料の納付状況などのご自身の年金記録を、いつでもインターネットで確認できるサービスです。日本年金機構のホームページ、またはマイナポータルからご利用登録をすれば、すぐにサービスを利用できます。

1ご自身の年金記録を確認する方法は?

国民年金や厚生年金保険の加入状況などは、日本年金機構が運営する「ねんきんネット」(インターネットサービス)や、国民年金及び厚生年金保険の被保険者の皆さんに送付する「ねんきん定期便」で確認することができます。

「ねんきんネット」で確認

「ねんきんネット」の「年金記録の確認」機能では、ご自身の最新の年金記録を確認できます。さらに、年金に加入していない期間や標準報酬月額の大きな変動など、記録の「もれ」や「誤り」が疑われる箇所が分かりやすく表示されます。

確認できる記録は、以下のとおりです。

  • 公的年金制度(国民年金・厚生年金保険・船員保険・共済年金)の加入履歴(加入していた制度とその期間)
  • 国民年金保険料の納付状況
  • 厚生年金保険の加入記録(会社名、標準報酬月額、標準賞与額)
  • 船員保険の加入記録(船舶所有者名、標準報酬月額、標準賞与額)

ねんきんネットに表示される「月別の年金記録の情報」の画面

※「共済組合」に加入していた月は、「共済」と表示されます。
(資料:日本年金機構)

また、日本年金機構では、基礎年金番号に統合されていない、いわゆる持ち主不明の年金記録の解明に向けて取り組んでいます。ご自身やご家族(亡くなられたかたも含みます。)の年金記録に「もれ」や「誤り」があるなど、心当たりのある方は、「持ち主不明記録検索」機能で、探したい年金記録の氏名・生年月日・性別を入力することで、入力条件と一致する年金記録がないか検索することができます。

検索できる記録の種類は、以下のとおりです。

  • 基礎年金番号に統合されていない国民年金、厚生年金保険、船員保険の記録
  • 平成8年以前に退職された旧三公社共済組合(JR、JT、NTT)の記録
  • 国民年金死亡者記録
  • 旧陸軍、海軍共済制度の記録
  • 共済過去記録
  • 農林過去記録
  • 厚生年金基金記録

「ねんきん定期便」で確認

日本年金機構から国民年金及び厚生年金保険の被保険者の皆さんにハガキにより「ねんきん定期便」をお送りしております。この「ねんきん定期便」で、直近1年間の年金記録を確認することができます。なお、節目年齢(35歳、45歳、59歳)のかたには封書で、全期間の年金記録をお送りしています。

詳しくはこちら

封書のねんきん定期便の例

ねんきん定期便に記載されているこれまでの年金加入履歴の例

※20歳以降、空いている期間がある場合は「未加入」の可能性があります。
(資料:日本年金機構)

年金記録を確認するときのポイント

「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で年金記録を確認し、「未加入」の期間があるかたは、さらに下の「チェックリスト」をご確認ください。いずれかの項目に該当する場合、年金記録の「もれ」や「誤り」が考えられます。

「未加入」期間 チェック項目
働いていなかったかた
  • 学生であったが、国民年金に加入していた。
  • 夫(妻)の扶養家族であったが国民年金に加入していた(昭和61年3月以前に限る)。
働いていたかた
  • 退職後、結婚し姓が変わった。
  • いろいろな名前の読み方ができる。
  • 事情により本名とは異なる名前で勤めた。
  • 事情により本来とは異なる生年月日で勤めた。
  • 転職のたびに年金手帳が新たに発行されたが、年金手帳を一つにまとめる手続きをしていない。
  • 同じ会社(グループ)内で転勤や出向を繰り返していた。
  • 勤務先の会社が、合併・社名変更・倒産した。
  • 試用期間中に退職した。
  • 保険の外交員、期間工などとして勤めていた。

上記以外にも、次のような場合は、「もれ」や「誤り」が考えられますのでご注意ください。

  • 保険料を納付したにもかかわらず、「未納」となっている。
  • 標準報酬額(給与などの平均を区切りのよい一定の幅で区分し、納付する保険料額の計算の基とするもの)が実際と異なっている、または大きく変動している。

年金記録に「もれ」「誤り」がないかを確認する際のフローチャート。「年金記録に『未加入』の期間がある」「チェックリストの中に該当する項目がある」のどちらも該当する場合は、「もれ」や「誤り」がある可能性があります。それ以外の場合でも「未納」となっている部分や標準報酬額などが違っていないか、再確認を。気になる年金記録がある場合は、お近くの年金事務所に相談。

年金記録を確認して「もれ」や「誤り」が気になったときは?

年金記録を確認して「もれ」や「誤り」が気になったときは、お近くの「年金事務所」などにご相談ください。年金事務所などの窓口で年金請求のお手続きや、受け取っている年金についてのご相談を希望されるかたは、ご予約が必要となります。予約相談の受付は、「予約受付専用電話」(0570-05-4890)で行っています。

お近くの年金事務所などで相談する際には、ご自身の基礎年金番号が分かるもの(※)をご用意ください。また、「ねんきんネット」の「持ち主不明記録検索」機能による検索結果を印刷して持参すればさらにスムーズな記録の確認が可能です。
ご本人以外のかたがご相談される場合は、委任状が必要です。
お近くに年金事務所などがない場合は、電話での相談も受け付けています。
※基礎年金番号は、「年金手帳」、「基礎年金番号通知書」、「年金証書」、及び日本年金機構からお送りする各種通知書等(「年金額改定通知書」や「年金振込通知書」等)などで確認できます。

年金相談に関する一般的な問合せ

ねんきんダイヤル

※週の初日は混雑が予想されます。
※お問合せの際は、基礎年金番号が分かるものをご用意ください。

【受付時間】

月曜日 午前8時30分から午後7時
火曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分
第2土曜日 午前9時30分から午後4時
※月曜日が祝日の場合は、翌日以降の開所日初日に午後7時まで相談を受け付けます。
※休日、祝日(第2土曜日を除く)、12月29日から1月3日はご利用いただけません。

2「ねんきんネット」でできること

「ねんきんネット」では、ご自身の年金記録の確認のほかに、将来の生活設計に役立つ年金見込額の試算ができます。そのほか、電子版「ねんきん定期便」の確認や、届書の作成などができます。

「ねんきんネット」では以下のことができます。

(1)将来の生活設計に合わせた年金見込額の試算

「年金見込額試算」では、「年金を受け取りながら働き続けた場合の年金額」など、ご自身の生活設計に合わせた働き方などの条件を設定して、年金見込額を試算することができます。また、様々な試算条件での年金見込額を表やグラフで比較することも可能です。

(2)「ねんきん定期便」や「年金振込通知書」等の内容の確認

「ねんきん定期便」や「年金振込通知書」などの年金の受給に関する通知書の電子版(PDF)を「ねんきんネット」上で確認できます。
「ねんきんネット」から、紙の「ねんきん定期便」の郵送を停止することもできます。
電子版「ねんきん定期便」は、毎年誕生月に郵送される紙の「ねんきん定期便」よりも1か月程度早く内容を確認できます。紛失の心配がなく、環境にもやさしいペーパーレス化につながることから、電子版「ねんきん定期便」の活用を推奨しています。

電子版で内容の確認ができる通知書

  • 年金振込通知書
  • 年金支払通知書
  • 年金額改定通知書
  • 年金決定通知書・支給額変更通知書
  • 公的年金等の源泉徴収票

(3)届書の作成

「届書の作成」機能では、利用者が「ねんきんネット」の画面上で、届書を作成・印刷できます。基礎年金番号や氏名など「ねんきんネット」で保有する情報を入力画面にあらかじめ自動表示することにより利用者の入力の手間を省くとともに、入力項目のエラーチェックを行うことで入力誤りを防止します。
なお、「届書の作成」機能は、電子申請ではないため、作成した届書を印刷の上、年金事務所などに持参又は郵送する必要があります。

ねんきんネットで作成できる届書

被保険者
  • 国民年金保険料免除・納付猶予申請書
  • 国民年金保険料学生納付特例申請書
  • 国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書
  • 国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書
  • 国民年金保険料追納申込書
受給権者等
  • 年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)
  • 年金受給権者住所・支払機関変更届
  • 年金証書・改定通知書・振込通知書再交付申請書
  • 国民年金・厚生年金・船員保険・共済年金 未支給【年金・保険給付】請求書・年金受給権者死亡届(報告書)
  • 源泉徴収票・準確定申告用源泉徴収票交付(再交付)申請書
  • 年金加入期間確認請求書

※パソコン版とスマートフォン版の「ねんきんネット」でご利用いただけるサービスについてはこちらをご覧ください。

3「ねんきんネット」を利用するには?

初めて「ねんきんネット」を利用する際には、ご利用登録が必要です。
ご利用登録には以下の2つの方法があります。

(1)マイナポータルと連携する

マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータルにログインすれば「ねんきんネット」にアクセスできます。マイナポータルからの登録手順は、以下のとおりです。

  • マイナンバーカードを利用してマイナポータルにログインする。
  • マイナポータルのトップページから「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」ボタンを選択する。
    「ねんきんネット」の利用規約等に同意いただくと、連携手続(※1)が開始する。
  • 連携手続が完了すると、「ねんきんネット」の画面に移行する。
  • メールアドレスを登録する。
  • 「ねんきんネット」の登録手続が完了(※2)

※1:マイナポータルと「ねんきんネット」を連携する際の初回利用登録ができる時間帯は、平日8時から23時までになります。時間帯によっては、連携手続が完了するまでにお時間をいただく場合があります。
※2;連携手続完了後は、「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」ボタンをクリックするだけで「ねんきんネット」をいつでもご利用いただけます。

(2)ユーザIDの取得

ユーザIDを取得するには、基礎年金番号が必要になりますので、お手元に基礎年金番号の分かる書類をご用意ください。
日本年金機構のホームページから利用登録の画面に従い、基礎年金番号、氏名、生年月日、メールアドレス、パスワードなどの必要情報を入力し、登録申請を行います。
アクセスキー(※)をお持ちの場合はアクセスキーを入力すれば、ユーザID確認用のメールをお送りします。
アクセスキーをお持ちでない場合には、登録申請から5営業日ほどでユーザIDをお知らせするハガキを郵送します。
なお、ユーザIDとパスワードは大切に保管してください。

※ アクセスキーとは、「ねんきんネット」のユーザIDを取得する際に使用する17桁の番号です。アクセスキーは年金事務所で発行できるほか、「ねんきん定期便」や「20歳に到達した方などへのねんきんネットアクセスキー通知書」でお知らせしています。アクセスキーの有効期限は、お手元に届いてから3か月です。

ねんきん定期便における「アクセスキー」の記載位置

ねんきん定期便における「アクセスキー」の記載位置

問合先

ねんきん定期便・ねんきんネット専用ダイヤル

日本年金機構では、「ねんきん定期便・ねんきんネット専用ダイヤル」(ナビダイヤル0570-058-555)を設置し、「ねんきんネット」の登録手続きなどに関するお問合せに応じています。
お問合せの際は、基礎年金番号、個人番号又は「ねんきん定期便」に記載されている照会番号をお知らせください。

※週の初日は混雑が予想されます。

【受付時間】

月曜日 午前8時30分から午後7時
火曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分
第2土曜日 午前9時30分から午後4時
※月曜日が祝日の場合は、翌日以降の開所日初日に午後7時まで相談を受け付けます。
※休日、祝日(第2土曜日を除く)、12月29日から1月3日はご利用いただけません

(取材協力:厚生労働省 文責:政府広報オンライン)

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