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法的トラブル解決の総合案内所 法テラス(文字で読む)

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

令和3年(2021年)9月12日放送

ラジオ番組「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」のロゴ

法的トラブル解決の総合案内所 法テラス(文字で読む)

パーソナリティとゲスト
ゲスト
日本司法支援センター本部
事務局長
道 あゆみ
第二事業部
犯罪被害者支援課長
北郷 淳一

その困り事やトラブル、一人で抱えず、まずは相談してみませんか? 今回は、「法的トラブル解決の総合案内所 法テラス」というテーマで深掘りしました。

青木
法律の“法”にカタカナで、“テラス”と書いて“ 法テラス”。足立さんは、法テラスを知っていますか?
足立
目にしたことはありますが、何をしている所なのか、知らないです。
青木
法テラスは、どんな人でも法的な情報が得られるように、国が設立した公的な法人です。現在、全国各地、103か所、設置されています。正式名称は“日本司法支援センター”と言い、様々な法的トラブルを解決に導くサポートをしています。
足立
法的トラブルというのは、どういうトラブルのことを言うんですか?
青木
例えば、「離婚」や「借金」「職場での不当な扱い」などに関するトラブルです。でも、世の中には様々なトラブルがあり、抱えているトラブルが法的トラブルかどうか分からない場合もあると思います。そんな時のため、法テラスは様々なトラブルに対応しているんです。今日のスペシャリストをご紹介しましょう。日本司法支援センター本部 事務局長の道 あゆみさんです。まずは法テラスがどんな所なのか、ご紹介いただけますか?
法テラスでは、まずは、利用者からのお問合せに応じて、トラブル解決に役立つ情報を提供したり、適した相談窓口をご案内しています。まず、法テラス・サポートダイヤルにお電話ください。通話料は掛かりますが、利用料は無料です。そちらでよくお話をお伺いし、問合せに適した情報提供やご案内をいたします。
青木
暮らしの中で困ったことがあっても、どんな法律に当てはまり、解決できるのか、なかなか分からないですよね。
足立
無料で相談できるのは、有り難いですね。日頃は、どんな相談が多く寄せられているんですか?
特に多いのは“借金”や“男女・夫婦関係”に関することです。続いて多いのは、“労働” “相続・遺言”に関わることです。
足立
コロナの影響を感じることはありますか?
令和2年度に、サポートダイヤルで受け付けたコロナ関係の問合せは、12,000件を超えています。その中でも、借金や労働・職場に関する内容が多く、全体の4割を占めています。
足立
このような問合せに、どのような対応をされるんですか?
まず、解決に役立つ法制度や各種手続き、相談窓口などの情報を提供します。また、必要に応じて、弁護士などによる法律相談を案内します。経済的に余裕のない方であれば、法律相談を無料で受けることも可能になります。
青木
“経済的に余裕のない方”に当たるかどうかは、収入や預貯金などの額で決まります。そして、その法律相談の結果、弁護士や司法書士に手続きを依頼する場合は、費用などを立て替える制度もあります。まずは、法テラス・サポートダイヤルへ問い合わせてください。法テラス・サポートダイヤルの電話番号は、0570-078374です。
“0570 おなやみなし”と覚えてください。
足立
困ったことがあれば、法的トラブルにかかわらず、まず問合せをしてほしいです。
また、最近では、コロナ禍で特に、DV被害や児童虐待が心配されています。
青木
家にいる時間が増えて、そのイライラからDVが始まってしまうケース、職場や学校などに行けなくなり、逃げ場を失い、状況が悪化しているケースなど、長引くコロナ禍で、DVや児童虐待に関する状況が深刻化してきていると考えられています。そこで法テラスでは、DVや児童虐待、そしてストーカー被害に遭っている方へ、特別な制度を活用し、迅速にサポートを行っています。ここからは、日本司法支援センター本部、犯罪被害者支援課長の北郷 淳一さんにも加わっていただきます。コロナ禍でDVや児童虐待などの被害が深刻化していることが考えられています。
北郷
令和2年度に、法テラスが受けたDVや児童虐待、ストーカー被害に関する相談は、合わせて1.000件に迫る件数となっていて、この数は、前の年度より2割ほど多くなっています。
足立
家に一緒にいる時間が長くなっているのが、原因の一つなのではないかと思ってしまいます。
青木
法テラスでは“DV等被害者法律相談援助”という特別な制度を活用して、DVや児童虐待、ストーカーの被害に遭っている方をサポートしているんですよね。
北郷
DVなどの被害を受けている方には、迅速な対応が必要です。DV、児童虐待、ストーカーの被害を今まさに受けている方、また、その危険性がある方に、被害防止のために必要な法律相談をいち早く提供しています。
足立
具体的に、どのようなサポートをされるのでしょうか?
北郷
DV、児童虐待、ストーカーの被害を受けている方に必要なことは、まず、身の安全を守ることです。法テラスには、DVなどの犯罪被害に遭われた方や、ご家族のための専用ダイヤル、犯罪被害者支援ダイヤルがあります。電話番号は、0570-079714です。“0570 なくことないよ”で覚えてください。緊急性がある場合は、110番通報や、最寄りの警察署へ相談するように促します。
青木
被害を受けている方の中には、自分が受けている行為がDVや虐待だと気付いていない場合も多いんです。「殴られるのは自分が悪いから」と思い込んでいるケースもあるので、そのような場合は「あなたが受けているのはDVです」「虐待です」「あなたが悪いのではありません」と伝えた上で、必要な対応を相談するように促すそうです。
北郷
もし、一時的な避難が必要なケースでは、シェルターなどの保護施設につなげてくれる、配偶者暴力相談支援センターなどを案内する場合もあります。
足立
身の安全を確保することを意識したアドバイスをされるんですね。
北郷
その上で、問い合わせいただいた方の希望に沿った対応を検討していきます。
青木
例えば、「離婚したい」「ストーカーに近づいてもらいたくない」などの意向があれば、法テラスがDVや児童虐待、ストーカーの被害者支援に 経験や理解がある弁護士を選任してご紹介します。その後、弁護士と直接会って、今後の対応を相談できるんです。
北郷
現在は、コロナ禍であることを踏まえ、電話などによるリモートでの法律相談を受けられる場合もあります。
足立
ちなみに、相談費用は無料でしょうか?
北郷
法律相談をする時点で、自由に使える現金や預貯金が、300万円を超える金額をお持ちの場合には、後で相談料として、5,500円をご負担いただきます。
青木
DVなどの場合、相手にお金を管理されていて、自由に使えないこともありますから、そのような金額は除いて、この基準が判断されるわけですね。
北郷
そのとおりです。令和2年度の場合、およそ96パーセントの方に無料で利用いただきました。
足立
ほとんどの方が無料で法律相談を受けられたんですね。ちなみにDV、児童虐待、ストーカーの場合、弁護士さんからどのようなアドバイスがあるんですか?
北郷
例えば「離婚したい」という方には、話合いによる離婚のほか、相手方となるべく対面せずに、家庭裁判所の調停や訴訟を利用して離婚することができることをお伝えします。
青木
また、「ストーカーが実家に押しかけるのではないか心配」という相談内容であれば、裁判所から、相談者の親族への接近禁止命令を出してもらう方法などを提案する場合もあるそうです。
足立
そうした情報を提案していただくのも、助かりますけど、法律に関わる手続きを自分でするのは大変ですよね。正式に弁護士さんに依頼したくても、弁護士に支払う費用がない場合も多いと思います。
北郷
一定の条件を満たす方は、法テラスの弁護士費用などの援助制度を活用しながら必要な手続きを進めることができますので、まずは相談していただきたいです。
足立
ためらわず、早く相談してほしいです。相談をしていることが相手に知られるのが怖くて相談できない方もいると思うんですけど、これはどうでしょうか。
北郷
この犯罪被害者支援ダイヤルも、先ほどの法テラス・サポートダイヤルも、匿名でお問い合わせいただくことができます。情報提供の後に、弁護士の紹介や法律相談を受けるに当たっては、名前を伺いますが、プライバシーは絶対に守られます。安心してお電話ください。
新型コロナウイルス感染症の影響で様々なトラブルが発生していて、お困りの方も多いと思います。私たち法テラスでは、DV、児童虐待、ストーカーのほか、借金、職場や雇用などに関する様々なトラブルの解決を目指したサポートをしています。「どこに相談すればよいか分からない」「こんな悩みを相談できるのだろうか」その不安にお答えできるのが、法的トラブル解決に向けた道案内をする総合案内所法テラスです。困ったらまず、法テラスにお電話ください。
足立
今日の話で、いろんな困り事やトラブルを相談できるのはうれしいなと思ったのですが、その中でも特に、“経済的に余裕のない方も、法律相談を無料で受けられる“というのが印象に残りました。
青木
私が印象に残ったのは、 “相談に際し、プライバシーは絶対に守られる”ことです。無料で相談できて、プライバシーを守ってもらえることは心強いです。

次の放送

放送日
令和4年(2022年)6月26日(日曜日)
放送局によって日時が異なります。

本編

テーマ
土砂災害 その備えが命を救う
内容
『土砂災害』は、命や住宅など大切なモノを奪ってしまう恐ろしいものです。日本は地形的・気象的な条件から土砂災害が発生しやすい国であり、年平均1,450件の土砂災害が発生しています。番組では、降雨だけじゃない土砂災害の発生原因や、身を守るために知っておくべき3つのポイントを深掘り。山あいに住んでいないから関係ないと思っている、あなたの近所にも土砂災害発生の恐れがある『土砂災害警戒区域』があるかもしれません。
パーソナリティ
放送予定(※内容は変更になる場合があります)
「今こそ考えよう! 暮らしを支える税の世界」
令和4年(2022年)7月3日(日)
前回放送分の配信

令和4年(2022年)6月19日(日曜日)

本編
進化する学校給食の世界
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