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メディア別の政府広報
内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。ラジオ番組
令和3年(2021年)2月14日・2月15日放送
卒業予定の学生などを応援する専門のハローワーク(文字で読む)

- ゲスト
-
- 厚生労働省
人材開発統括官付 参事官(若年者・キャリア形成支援担当)
河嶋 正敏
- 厚生労働省
- 柴田
- 今日のゲストは、厚生労働省若年者・キャリア形成支援担当参事官の河嶋正敏さんです。
- 柴田
- ハローワークで学生の就職支援を行っているとは、知りませんでした。
- 河嶋
- 厚生労働省では、全国で56か所、各都道府県に1か所以上の「新卒応援ハローワーク」を設置しています。
- 柴田
- いつから設置されているのですか?
- 河嶋
- 2010年度からです。
- のり
- もう10年くらい経っているのですね。就職支援の対象はどんな方でしょうか?
- 河嶋
- 大学・短大・高校などの新卒予定者のほか、卒業後おおむね3年以内の方です。企業による学生向けの募集活動は3月から本格化しますので、就職活動に不安をお持ちの学生や卒業生の皆さんには、是非利用していただきたいと思います。
- 柴田
- 新卒応援ハローワークの特徴は、どういうところですか?
- 河嶋
- 最大の特徴は、一人一人に「就職支援ナビゲーター」という担当の相談員が付くことです。ナビゲーターは、エントリーシートや履歴書などの書き方を教えてくれたり、面接官として模擬面接をしてくれたり、皆さんが就職活動をするに当たって必要とする支援をしてくれます。支援は全て無料で受けられます。
- のり
- ナビゲーターは、どんな方がされているのですか?
- 河嶋
- 企業の人事担当の経験がある方、あるいはキャリアコンサルタントの資格を持っている方といった、就職支援の専門家です。
- のり
- 一人一人に担当が付くということは、ずっと同じ人に相談に乗ってもらえるということですか?
- 河嶋
- そのとおりです。
- のり
- 相談を重ねているうちに信頼関係も築けそうですし、頼りになりますね。
- 柴田
- 相談するには、最初はどうしたらよいのでしょう?
- 河嶋
- まず、検索サイトで「新卒応援ハローワーク」と検索すると、各都道府県に設置された新卒応援ハローワークの一覧が出てきます。そこから、お近くの新卒応援ハローワークにお電話いただくか、あるいは直接窓口にお越しください。
- のり
- 直接行く場合は、予約は必要ですか?
- 河嶋
- 初めての場合は、予約は要りませんので、気軽にお立ち寄りください。初回の相談では、現在の状況や今後の就職活動の進め方についてお伺いします。どのように就職活動を進めたらよいのか分からない場合でも、自分に合った仕事の見つけ方など、アドバイスを受けられますので、まずは一度ご相談ください。
- 柴田
- 2回目以降はどうですか?
- 河嶋
- 2回目以降は、ナビゲーターによる具体的な就職支援が始まります。Uターン、Jターン、Iターンといった、現在住んでいる場所とは違うところでの就職を希望する場合は、就職希望地の新卒応援ハローワークにいるナビゲーターから企業の情報などを取り寄せることができます。
- のり
- 大学などのある場所ではなく、ふるさとで就職したいというケースもありますよね。
- 河嶋
- 新卒応援ハローワークは全国的な組織ですので、全国どこからでも同じように就職支援が受けられます。
- 柴田
- 近くに新卒応援ハローワークがないという方や、新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出を控えたいという方は、オンラインでの相談もできますか?
- 河嶋
- オンラインでの相談もできますので、新卒応援ハローワークに電話でご確認ください。また、こうした相談のほか、無料で参加できるセミナーなども開催しています。
- 柴田
- そのセミナーでは、どんな講座を受けられるのでしょうか。
- 河嶋
- ビジネスマナー、就活の身だしなみといった基本的な講座から、面接基本対策といった実践的な講座まで多彩なメニューを用意しています。
- 柴田
- そのほかに就職支援のメニューはありますか?
- 河嶋
- 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえながらですが、企業に訪問できるツアーなども用意しています。そのほか、臨床心理士が精神面のサポートをする心理カウンセリングなども行っています。
- 柴田
- 就職活動をしていると、一人で悩みを抱えてしまうこともあると思うので、心理カウンセリングは重要ですね。
- 河嶋
- 多彩なメニューを用意しているのは、通常の採用選考スケジュールの下で、就職活動に乗り遅れてしまった方や、コミュニケーションがうまくいかずに、内定を得られなかった方など、様々な方がいらっしゃるからです。特に今年度は、コロナ禍で例年よりも就職活動が大変難しい状況にある学生が多いと伺っています。今年度から、各企業でオンライン面接の導入が始まっていますが、新卒応援ハローワークでは、これに対応したオンラインでの模擬面接もできますので、是非ご利用ください。
- のり
- 就職後、職場に馴染めないなど悩む方もいると思いますが、支援を継続してくれたりするのでしょうか?
- 河嶋
- 就職して少なからず不安な中、悩み事を一人で抱えず誰かに相談するということは、とても大事なことだと思います。ナビゲーターは、悩みを抱える方の就職後の相談にも乗っています。
- 柴田
- 実際に、新卒応援ハローワークを利用した方の声はいかがですか?
- 河嶋
- いくつかご紹介します。「新卒応援ハローワークで、たくさんナビゲーターの方と話をしていくうちに、自分のやりたいことや、どんなふうに働いていきたいかということが明確になってきて、自分が学生時代にやってきたことにも自信が持てるようになり、内定をいただくことができました。」といった声が寄せられています。そのほかには、「ハローワークの方が最初から最後まで親身に寄り添ってくれて、とても心強かったです。」といった声もありました。
- のり
- これまで就職が決まった人の数は、どれくらいですか?
- 河嶋
- 令和元年度は、ナビゲーターの支援により、およそ18万4千人の就職が決まりました。
- 柴田
- 企業側と新卒応援ハローワークの関係については、いかがですか?
- 河嶋
- 新卒応援ハローワークでは、新卒者などの人材を求める企業に対して、採用につながる相談、助言や新卒者等のあっせんも行なっており、企業とのマッチングを推進しています。
- 柴田
- 本当に様々な支援がある新卒応援ハローワークですけれども、ナビゲーターとお話すると、いろんな情報を教えてもらえそうですね。
- 河嶋
- そのとおりです。
- 柴田
- 皆さんの中には、こうした情報を必要とされている方もいらっしゃるかもしれないですね。ご本人はもちろん、周りにそういう方がいらっしゃれば、今日の放送や新卒応援ハローワークのことを、是非教えてあげて欲しいなと思いました。最後に、河嶋さんから皆さんにメッセージをお願いします。
- 河嶋
- 新卒応援ハローワークは、相談にお越しになった方を決して一人にはしません。大学3年生やあるいは4年生といった学生の方、卒業後3年以内の方、一人で悩まず、お近くの新卒応援ハローワークを気軽にご利用ください。お待ちしています。詳しくは、「新卒応援ハローワーク」で検索してください。