音声広報CD「明日への声」トラックナンバー5(HTML版)|令和3年(2021年)11月発行分

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音声広報CD「明日への声」 vol.82(令和3年(2021年)11月発行)

トラックナンバー5

(タイトル:女性)

食べ残しのお持ち帰りmottECO(モッテコ)でもっとエコしませんか?

(イントロダクション:女性)

外食の際、つい頼み過ぎて食べ残してしまった経験ってありますよね?飲食店で食べきれなかった料理を持ち帰る、それがmottECO(モッテコ)です。食べ残しを持ち帰れば、おいしくて笑顔、無駄が無くて笑顔、自分もエコに貢献できて笑顔、と皆が笑顔になれます。食べ残しを減らし、みんなで「笑顔のサイクル」を回していきましょう。

(本文:Q.女性/A.男性)

Q:mottECO(モッテコ)って何ですか?

A:mottECOは欧米で浸透している「ドギーバッグ」に代わる、食べ残しの持ち帰り行為の日本での新たな名称です。“もっとエコ”“もって帰ろう”という意味が込められています。みんなの優しさで食品ロスがゼロになることを願って付けられました。

Q:なるほど。お店で食べきれなかったら「モッテコ」しようか、となるわけですね。
なぜ今mottECOの普及を進めているのでしょうか?

A:日本では、本来食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」が年間600万トン発生しています。これを国民一人当たりに換算すると“毎日お茶碗一杯分”の食べ物が捨てられていることになります。一方で、世界では飢餓に苦しむ人も沢山います。大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、いま食品ロスを減らそうという活動が活発になっているんです。

Q:食品ロスは最近よく耳にしますね。それがmottECOにつながってくるのですか?

A:はい。外食産業での食品ロスは年間116万トンに上り、食品ロス全体の約2割を占めています。そこで、環境省は、欧米の持ち帰り文化を日本にも浸透させて食品ロス削減につなげようと、食べ残しの持ち帰り行為「mottECO」の普及を進めているんです。

Q:そういうことなんですね。外食での食品ロス削減に協力できるなら、積極的に持ち帰りたいと思いますが、食べ残しても、「持ち帰りたい」ってちょっと言いづらい感じもありますよね。

A:海外ではドギーバッグなどの名称で持ち帰りが普及していて、飲食店で残してしまった食べ物は当たり前のように持ち帰られています。日本では、衛生管理の観点から飲食店が敬遠し、利用者も恥ずかしいという思いがあって、持ち帰りという発想はあるものの、なかなか浸透しない現状があります。

Q:飲食店としても、お店の管理できないところで何かあっても責任がもてないですものね。お店が敬遠するのもわかります。利用者の理解も必要ですね。

A:そうなんです。ですから、mottECOの普及には、お店と利用者、お互いの理解と協力が欠かせません。
mottECOは、食品を無駄にしないことが目的です。外食での食品ロスを減らすために、まずは、食べきれるように心がけましょう。「食べきれる量を意識して注文する」「小盛のメニューを活用する」などを心掛けてください。
それでも食べ残してしまったら、利用者の自己責任で、持ち帰りの「mottECO」ですね。「食べきれなかったので、持ち帰って自宅でも味わいたいけど、いいでしょうか」とお店にお声をかけてください。

Q:持ち帰りの際には、どんなことに注意したら良いでしょうか?

A:mottECOのロゴマークがあるお店は食べ残しの持ち帰りを推奨しています。持ち帰る際には、食中毒のリスクを踏まえて、お店の方に注意事項をしっかりと確認してください。
安全においしく召し上がっていただくために、十分に加熱した料理のみを持ち帰る、持ち帰った後はなるべく早く食べるなど、ご自身でしっかり管理してください。特に暑い日は食べられる時間も制限がでてきますので、注意したいですね。持ち帰りを推奨している飲食店のうち、利用者向けに持ち帰りの注意点をわかりやすくまとめた注意喚起チラシがある場合には、是非目を通してください。

Q:すでにmottECOを導入しているお店はあるのでしょうか?

A:ファミリーレストランのデニーズでは、2021年5月から、東京都内の34店舗で、ロイヤルホストは、東京都内・関東圏・関西圏の計26店舗で、mottECOを導入しています。希望すれば、食べ残し持ち帰り専用容器をもらい、ご自身の責任で持ち帰りができます。
この取組では2社が企業の垣根を超え、共通の環境に優しい素材でできた容器を使用することで、食品ロス削減と同時に、脱プラスチックの両立を図っています。

Q:容器自体にもエコな工夫があるんですね。その他にもありますか?

A:群馬県では、県が独自に「上毛バッグ」と名付けた食べ残し持ち帰り用容器を制作し、mottECO導入モデル店を募集して、持ち帰り容器を無償で提供しています。モデル店には、お客様に食べ残し持ち帰りを推奨してもらい、県から提供するポスター、チラシ、ステッカーも掲示してもらいます。2021年7月から募集して、順次取り組みへと進めていきます。併せて食べきり協力店を増やす活動も活発です。

Q:そうなんですね。やはり、まずは食べきることを心掛けて、残してしまったら自己責任で持ち帰りのmottECOなんですね。おいしい料理を無駄なくおいしく食べきって、地球にも優しいmottECOを当たり前のように浸透させていきたいですね。

A:はい、「食べきり」と「持ち帰り」が食品ロス削減への大きな一歩ですね。

(エンディング:女性)

環境に悪影響を及ぼすとして国際的に削減を目指している食品ロス。私たち一人ひとりの小さな行動が積み重なって大きな削減につながります。外食での食品ロスを減らすため「mottECO」はこれからどんどん広がっていきます。外食に出かけたら「mottECO」のロゴマークを探してみてください。
環境省では、飲食店などで「mottECO」を普及させるため、食べ残しの持ち帰りを促す際に活用いただけるポスターやチラシなどの資材を作成しました。安全に食べ残しをお持ち帰り頂くための注意喚起や、食品ロス削減に向けた普及啓発に是非ご活用ください。
「もってこ 食品ロス」で検索してください。

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