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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol76(令和2年(2020年)11月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー5

(タイトル:女性)
アイヌ文化を体感できる施設「ウポポイ」が開業しました!

(イントロダクション:女性)

日本の先住民族、アイヌの文化を体感できる「民族共生象徴空間 愛称:ウポポイ」を知っていますか?令和2年7月12日から一般公開されたウポポイは、国内初のアイヌの歴史と文化を主題とした国立博物館、アイヌの伝統芸能や生活に触れ合える国立公園などを備え、アイヌ文化を復興・発展させる拠点となっています。今回はこのウポポイについて、詳しくご紹介していきます。

(本文:Q.女性/A.男性)

Q.アイヌの文化を体感できるウポポイの開業が話題になっていますね。開業1カ月で3万5000人以上の来場がある人気スポットになっているとか!

A.はい。ウポポイは、アイヌ文化の復興・発展のための拠点となるナショナルセンターです。豊かな自然に抱かれた北海道白老町のポロト湖のほとりで、アイヌ文化の多彩な魅力に触れることができ、インターネットの観光情報などでも取り上げられて注目を集めています。

Q.アイヌという先住民族がいるということは知っていますが、実は歴史や文化については詳しく知らないんです。私みたいな人も多いと思うのですが・・・。

A.そうですね。このウポポイが、アイヌへの関心をもってもらえるきっかけとなれば嬉しいです!
アイヌ民族は日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族です。日本語と系統の異なる言語である「アイヌ語」をはじめ、自然界すべての物に魂が宿るとされている「宗教観」、祭りや家庭での行事などに踊られる「古式舞踊」、独特の「文様」による刺繍、木彫りの工芸など、豊かな文化を発展させてきました。ウポポイでは、こうしたアイヌ民族の固有の文化に触れることができますよ。

Q.とっても興味深いです!「ウポポイ」という名前もユニークですね。

A.「ウポポイ」はアイヌ語で「おおぜいで歌うこと」を意味する愛称です。アイヌ語は独自の言語であり、民族としてのアイデンティティの中核をなすものです。しかし、明治以降の近代化の過程によって失われていき、2009年にはユネスコによって消滅の危機にある言語と位置づけられているのです。

Q.アイヌ語を伝承する方が減っているのですか?

A.そうなんです。アイヌ語を母語とする方々の高齢化などにより年々アイヌ語を話せる人の数は減少しています。アイヌ語だけではなく伝統工芸なども伝承者の減少により存立の危機にあります。明治維新以降の同化政策の影響もあり、アイヌ社会や文化の破壊が進んで、多くの人々が差別や貧困を余儀なくされました。そのため、アイヌ文化は十分な保存や伝承が難しい状況が続きました。そして、未だなお、アイヌの歴史や文化などについて十分な理解が得られていないといった課題もあります。
ウポポイは、将来に向けて先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様で豊かな文化を築いていくための象徴として整備され、アイヌ文化の復興、発展の拠点となっています。

Q.とても大切な役割を担っていますね。ウポポイにはどんな施設があるんですか?

A.ウポポイは、アイヌの世界観、自然観等を学ぶことができるよう、必要な機能を備えた空間となっています。例えば屋内施設では、先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本初・日本最北の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」があります。
ここでは、アイヌの人々の視点で語る、「ことば」、「歴史」、「世界」、「くらし」、「しごと」、「交流」の6つのテーマを、多彩な展示方法で分かりやすく紹介します。
そして広大な自然を利用したフィールドミュージアム「国立民族共生公園」の中には、アイヌの伝統芸能を上演する「体験交流ホール」など様々な施設があります。また、ポロト湖東側の太平洋を望む高台に、慰霊行事施設、墓所、モニュメントなどを整備したアイヌの「慰霊施設」があるのも、ウポポイならではと言えるでしょう。

Q.見どころがたくさんありますね。世代を問わず、アイヌのことを知り、その文化に触れることが大切だと思うのですが、大人だけでなく、子どもも楽しく学ぶことができますか?

A.もちろんです!「体験学習館」ではオリジナルの紙人形劇を通じて、アイヌに伝わる物語の紹介や、おとぎ話のアイヌ語版を読み聞かせする「ポン劇場」のほか、ムックリ・トンコリという伝統楽器の演奏鑑賞も行っています。また「体験交流ホール」ではユネスコ無形文化遺産に登録されているアイヌ古式舞踊や伝統楽器の演奏を行っています。さらに「屋外ステージ」ではアイヌのくらしと文化の解説を行う 「コタンの語り」なども行われており、興味を持っていただけると思います。レストランやフードコートではアイヌ料理やアイヌ文化由来の食材を使用した創作料理を提供していますので、「食」を通してアイヌ文化を気軽に体験することもできますよ。

Q.家族みんなでアイヌ文化に親しむことができますね!施設利用の際に気を付けることはありますか?

A.現在ウポポイでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場には事前予約が必要です。また、博物館の入館も事前予約が必要となっており、その他一部の施設では、ご来場当日、整理券等による入場制限を実施しています。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。なお、予約に関する詳細は、ウポポイHPの「当面の入場に関するお知らせ」をご覧ください。

Q.私もぜひ行ってみたいです!

A.皆さんでぜひ「ウポポイ」に訪れて頂き、貴重なアイヌ文化と歴史に理解を深めて下さいね。

(エンディング/女性)
ウポポイのホームページでは、アイヌ文化や施設の情報を詳しくご案内しています。ウポポイのことをもっと知りたい方は、「ウポポイ」で検索してみてください。
お電話でのお問合せは、公益財団法人アイヌ民族文化財団 0144-82-3914 へどうぞ。

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