Skip to Content

The online magazine HIGHLIGHTING JAPAN

INDEX

Language
  • 国立民族共生公園のポロト湖ほとりのイルミネーション
  • ウポポイ(民族共生象徴空間)の全景イメージ
  • 国立アイヌ民族博物館の基本展示室
  • 体験交流ホールで上演されるアイヌの伝統芸能
  • 屋外プロジェクションマッピングショー「カムイシンフォニア」(※期間限定)
  • 冬、ウポポイでは、伝統的な保存食「サッチェㇷ゚」を作るために屋外で寒干しされるサケを見ることができる。
  • ウポポイ(民族共生象徴空間) ~ 北海道白老町
    アクセス
    新千歳空港から高速道路利用で約40分
    千歳空港駅から白老駅まで特急列車利用で約40分
    予約
    新型コロナウイルス感染症対策として、入場日予約制を実施中。入場希望日の14日前から前日までの間にオンラインでチケットを入手する必要がある。また、国立アイヌ民族博物館に入館するためには、別途、入館整理券をオンラインで予約する必要がある。(2022年1月24日現在)
    ※アクセスや予約方法の詳細など、ウポポイに関する詳しい情報は公式ウェブサイトを参照(https://ainu-upopoy.jp)

    https://ainu-upopoy.jp

January 2022

アイヌの世界と出会う場所

ウポポイ(民族共生象徴空間)の全景イメージ

北海道白老町(しらおいちょう)の「民族共生象徴空間」(愛称:ウポポイ)では、先住民族であるアイヌの文化を多様な展示やプログラムによって学ぶことができる。

国立民族共生公園のポロト湖ほとりのイルミネーション

2020年7月にオープンした「民族共生象徴空間」は、日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるアイヌの歴史、文化等に関する展示及び調査研究並びにアイヌ文化の伝承、そのための人材育成、体験交流、情報発信及び豊かな自然を活用した憩いの場の提供その他の取組を通じてアイヌ文化の復興に関する我が国における中核的な役割を担う。その愛称「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味する。

豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりにあるウポポイは、長い歴史と自然の中で培われてきたアイヌ文化を様々な角度から伝承・共有するとともに、人々が互いに尊重し共生する社会のシンボルとして、また、国内外、世代を問わず、アイヌの世界観、自然観等を学ぶことができる空間となっている。

国立アイヌ民族博物館の基本展示室

「国立アイヌ民族博物館」は、アイヌの文化や歴史を主題とした日本初の国立博物館である。博物館の基本展示室では、「ことば」、「世界」、「くらし」、「歴史」、「しごと」、「交流」という6つのテーマをアイヌ民族の視点で紹介している。例えば、「私たちのことば」のエリアでは、口承文芸を始め、アイヌ語の仕組みやアイヌ語由来の地名などについて、音声や映像を通じて学ぶことができる。また、「私たちのくらし」のエリアでは、衣食住、人の一生、音楽や舞踊など、アイヌ文化の特色と地域差を紹介している。

「国立民族共生公園」は、アイヌの文化を五感で感じることができる体験型フィールドミュージアムである。例えば、「ウエカリ チセ(体験交流ホール)」では、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「アイヌ古式舞踊」や口承文芸などアイヌの伝統芸能を鑑賞できる。また、「ヤイハノッカㇻ チセ(体験学習館)」では、ムックリ(口琴)など伝統楽器の演奏やアイヌ料理の調理や試食などの体験プログラムが用意されている。

体験交流ホールで上演されるアイヌの伝統芸能

ウポポイでは、来場者誰もがストレスなくアイヌ文化を学び、体験できるよう、多言語対応に取り組んでおり、公式ウェブサイトの多言語化を始め、パンフレット、園内のサイン、博物館の展示解説などをアイヌ語、日本語、英語、中国語などの言語で表示している。また、来場者が自身のモバイル端末に多言語音声ガイドアプリ(無料)をダウンロードすれば、日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語、タイ語で、園内施設や博物館の展示物についての情報を得ることができる。

冬のイベント

ウポポイでは現在、冬ならではの様々なイベントが実施されている。国立民族共生公園では、ポロト湖を背景に、クマやシカなどアイヌ文化にゆかりのある動物達のシルエットを10基の大きな立方体に約83,000個の電球を使って幻想的に照らし出すイルミネーションを楽しむことができる。また、公園内では、シカの皮を使って雪山を滑りおりる遊びなどを行うこともできる。

屋外プロジェクションマッピングショー「カムイシンフォニア」(※期間限定)

この他にも公園内では、野山で狩りをするときに雪や風を避け、寝泊りや食事などをするために建てられるクチャ(狩小屋)や、アイヌの食文化には欠かせないサケが干されている様子を見ることができる。干したサケは「サッチェㇷ゚」と呼ばれ、伝統的な保存食となる。

冬、ウポポイでは、伝統的な保存食「サッチェㇷ゚」を作るために屋外で寒干しされるサケを見ることができる。

国立アイヌ民族博物館では、2022年1月29日から2月27日まで「ケレ ヤン、ヌカㇻ ヤン、ヌ ヤン さわる、みる、きく、国立アイヌ民族博物館」が開催される。この展示会では、来館者が展示物を見るだけではなく、触ったり、音を聞いたりすることで、アイヌの文化を体感できる。会期中にはアイヌの音楽や民具に触れるイベントを開催する予定である。


ウポポイ(民族共生象徴空間) ~ 北海道白老町
アクセス
新千歳空港から高速道路利用で約40分
千歳空港駅から白老駅まで特急列車利用で約40分
予約
新型コロナウイルス感染症対策として、入場日予約制を実施中。入場希望日の14日前から前日までの間にオンラインでチケットを入手する必要がある。また、国立アイヌ民族博物館に入館するためには、別途、入館整理券をオンラインで予約する必要がある。(2022年1月24日現在)
※アクセスや予約方法の詳細など、ウポポイに関する詳しい情報は公式ウェブサイトを参照(https://ainu-upopoy.jp)

https://ainu-upopoy.jp