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Highlighting JAPAN

TPP委員会

2019年1月19日、安倍晋三内閣総理大臣は、都内で開催された第1回TPP(環太平洋パートナーシップ)委員会に出席しました。

総理は、挨拶で次のように述べました。
「TPP11(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)諸国の代表の皆様の訪日を、心から歓迎いたします。昨年12月30日にTPP11協定が発効いたしました。そして、この度、第1回TPP委員会を開催し、皆様を前に、このように御挨拶できることを大変うれしく思います。

人口5億人、GDP10兆ドルの巨大な経済圏が誕生します。TPPが、アジア・太平洋の世紀の幕開けとなった。後世の歴史家は、そう評価するに違いありません。構想から10年以上、全ての関係者のこれまでの努力に、心から敬意を表します。

いまだ、幾つかのメンバー国においては、協定発効に向けた国内手続きの途上にありますが、そのプロセスが加速し、できるだけ早期に、TPP11が完成することを期待しています。

さらに、私たちは、前進を続けなければなりません。この協定に盛り込まれた、高いレベルの自由で公正なルールを、能動的に、世界へと広げていくべきです。

そして、この記念すべき第1回のTPP委員会において、是非、大きな一歩を踏み出していただきたい。新規加入のための手続きが、しっかりと整備されることを期待しています。

この場を借りて、世界にも呼び掛けたい。私たちの理念に共鳴し、TPPのハイスタンダードを受け入れる用意のある、全ての国・地域に対して、私たちのドアはオープンであります。自由で公正な貿易を求める多くの国々の、この協定への参加を期待しています。

ここにお集まりのTPPパートナーの皆さんと手を携えながら、これからも、自由貿易の旗手として、全力を尽くす決意であります。どうか、自由で公正な貿易の新しい時代を、共に切り拓(ひら)いてまいりましょう。」