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Highlighting JAPAN

安倍総理大臣とアウン・サン・スー・チー・ミャンマー国家最高顧問との会談

安倍晋三内閣総理大臣は、平成28年11月2日、アウン・サン・スー・チー・ミャンマー連邦共和国国家最高顧問との間で会談を行いました。

安倍総理から、国家最高顧問の取組を力強くサポートする観点から、和平進展を支えるため、少数民族地域へ5年間で400億円の支援を行い、複雑な課題を抱えるラカイン州の平和と安定に資する支援も行っていくこと、少数民族地域支援、農業、ヤンゴン都市開発、電力、空港、人材育成を含め、官民合わせて今年度から5年間で8千億円規模の貢献を行い、その一環として、水力発電所の改修や地方病院の拡充を支援することを述べました。また、日本は国民生活に資する「責任ある投資」の促進を約束し、その象徴として、ティラワ経済特区の国際基準に則った開発を一層推進すること、さらに来年度より日本でのインターン機会も提供する新たな高度人材育成・環流事業である"Innovative Asia"事業を開始し、今後、年間1,000人規模の交流・人材育成を行うこと、防衛省教育機関への留学生受入れや将官級交流、災害対応等への能力構築支援など、防衛協力・交流を継続・拡大していきたい旨述べました。

日印首脳会談

安倍晋三内閣総理大臣は、平成28年11月11日、インドのナレンドラ・モディ首相との間で日印首脳会談を行いました。

安倍総理より本日の日印原子力協定の署名は大変喜ばしい旨述べました。安全保障については、戦略的に重要なUS-2をはじめ、防衛装備・技術協力を更に推進したい旨述べました。また高速鉄道について、将来の路線でも新幹線方式が採用されれば、高速鉄道の技術移転、メイク・イン・インディアをより強力に進めることができる旨述べました。さらに日本式ものづくり学校の設立、ODAを活用した人材育成事業"Innovative Asia"の開始等について述べ、日本工業団地への投資刺激策導入の早期決定の要請、エコカー普及の現地生産拡大のための支援に係る協議の要請等について述べました。最後にインド人観光客数の増加に向けた更なる査証緩和やデリーにおける政府観光局の設置等について述べました。

翌12日、安倍総理は、モディ首相と共に兵庫県神戸市内の鉄道車両製造の専門工場で、新幹線車両及び完成車体等を視察しました。