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桜がつなぐ日米の絆(仮訳)

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2012年は、日本からアメリカに友好の証として桜が寄贈されてから100周年にあたる。

今からちょうど100年前、東京市(現在の東京都)の市長である尾崎行雄氏は、日米の友好の証として、3000本の桜の苗木をワシントン市に寄贈した。ポトマック河畔に植樹された苗木は根付き、毎年、美しい花が咲き誇るようになり、1927年には、最初の桜祭りが開催された。やがて、桜祭りでは、コンサート、パレード、花火大会など様々なイベントが行われようになり、今では、2週間の開催期間中に世界各国から100万人以上の観光客が訪れる、ワシントンの春の風物詩となっている。

桜の寄贈から100周年を記念する今年の桜祭りは、100周年を記念し、特別に3月20日から4月27日まで5週間にわたって開催され、日本の人気アイドルグループ、AKB48のコンサート、人間国宝の野村万作による狂言の公演など様々なイベントが行われた。東日本大震災の被災地である福島県の山木屋太鼓グループもパレードで演奏を披露している。

3月27日には、ミッシェル・オバマ大統領夫人と藤崎順子駐米日本大使夫人によって、新たな桜の苗木の植樹が行われた。この日は、当時のヘレン・タフト大統領夫人と珍田いわ駐米大使夫人が寄贈された桜の植樹を行った記念すべき日である。オバマ大統領夫人は植樹の際のスピーチで「長年にわたって、これらの木は、アメリカと日本の偉大な友情のシンボルであり、我々が分かち合う希望、夢、大志を思い起こさせるものです」と述べた。

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