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Highlighting JAPAN

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総理動向

野田総理、年頭所感(仮訳)

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2012年1月1日、野田佳彦総理は年頭所感を発表した。

年頭所感で野田総理は「今日から始まる一年は、日本再生に歩み始める最初の年です。『希望と誇りある国・日本』を目指して、確かな一歩を踏み出したと実感できる年にしなければなりません」と述べた。

総理はまた、「先の臨時国会では、十二兆円を超える三次補正予算と関連法が成立し、震災からの復興を力強く推し進める『仕組み』が整いました。昨年末には、東電福島第一原発の原子炉の『冷温停止状態』を達成しました。新たに設置する復興庁を司令塔として、震災復興と福島再生は、これから大きくスピードアップさせてまいります」と述べた。

さらに、「アジア太平洋が世界の成長センターとなる時代において、グローバル化の利点を最大限に活かしていくことが欠かせません。我が国は、『アジア太平洋自由貿易圏』(FTAAP)構想の実現のため、各国の先頭に立って様々な方策を追求してまいります。

日本に広がる幾多のフロンティアは、私たちの挑戦を待っています。社会の中で持てる力を十分に発揮できていない『女性』。二十一世紀の大成長産業となる可能性を秘めた『農業』『再生可能エネルギー』『医療』。海洋資源の宝庫である「海洋」。無限の空間的な広がりを持つ『宇宙』。産官学の英知を結集し、内外のこれらのフロンティアを『夢』から『現実』に変え、日本再生の原動力とします」と述べた。

そして、「『何かに挑戦することによるリスク』を恐れるより、『何もしないことのリスク』を恐れなければなりません。山積する課題に正面から取り組み、一つ一つ、成果を上げていく。これは、国難のただ中を生きる日本人が果たすべき歴史的使命でもあります」と強調した。

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